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11月18日って何の日?

11月18日って何の日?

創価学会の創立記念日です。 創価学会日蓮大聖人の教えを根本とした宗教団体です。 日蓮大聖人は13世紀の人です。 13世紀の大聖人の教えを根本とした宗教です。 今では192カ国地域に広がり大発展しています。

創価学会牧口常三郎先生によって 1930年11月18日に設立されました。 もともとは創価教育学会といって教育の団体でもありました。

牧口先生は1871年生まれです。 とても勉強熱心な方でした。 創価の3代会長、戸田城聖先生、池田大作先生もとてつもない勉強家です。

戸田城聖先生はあらゆることを学ばれています。 電車の中で大学生に勉強の質問をしたりするほど求道心に溢れる方です。 経済学、政治、物理、等など万学を池田先生に教えられていました。

池田先生は戸田先生の事業を助けるため夜学を断念されています。 戸田先生は事業家でもありました。 事業が窮地に陥る事態が発生しました。

ひたすら池田先生が奮闘されました。 給料が滞っても、他の社員が戸田先生の元を去っても 一人戸田先生のために働かれました。

広宣流布の大師匠は戸田先生の他いないことを確信されていたからです。 事業の失敗が創価学会に悪影響を及ばさぬよう、戸田先生は会長の職を辞任されます。

池田先生は戸田先生に 「私の師匠は戸田先生でなくなるのですか?」 と尋ねます。

「違うよ、私だよ、迷惑をかけてばっかりの師匠だけど 君の師匠は私だよ」と答えられます。

池田先生は自分の全てを戸田先生に捧げられています。 給料が滞っても、夜学を断念しようとも、周りの人が戸田先生のもとを離れても。

牧口先生の話に戻ります。 牧口先生はそもそもは教師をされていました。 子供をどこまでも大切にし抜く教師でした。 子供を幸せにする事を第一にした教育を実践されました。

1928年日蓮大聖人の仏法に出会います。 そして、1930年11月18日に創価教育学会を設立されます。 創価学会ではないんです。 創価教育学会なんです。

教育と宗教は人間を作るという点では同じですね。 どちらも大切です。

牧口先生は特に地理に強い関心を持たれていました。 出版されたのが「人生地理学」です。

山や海といった身近な地理に大事なことが詰まっているということを説いています。

また、日本万歳という思想(国家主義)に傾倒する日本を批判しています。 島国根性ではいけないよということです。

日本は正しいことをしている! だから戦争してもOKというのは間違いということです。

戦争万歳な世の中でかなり先進的な思想です。 戦争反対なんか言ったら「非国民」と罵られる時代です。 恐ろしいです。

牧口先生のもとに 20歳の戸田城聖先生が訪れます。 戸田先生は出身の北海道から東京に出てきます。 身寄りがないわけです。

そんな時、牧口先生のもとを訪れます。 「先生、私をぜひ採用してください。私は、どんな劣等生でも、かならず優等生にしてみせます!」 と戸田先生は言いました。 熱意に打たれた牧口先生は戸田先生を臨時教員として採用します。 創価の牧口先生戸田先生の師弟はここに始まります。

1928年牧口先生と戸田先生は日蓮大聖人の仏法に帰依します。 牧口先生は60歳を超えています。

そして1930年11月18日、牧口先生はそれまで積み上げてきた自身の教育学を 創価教育学体系として発刊します。 この背景には戸田先生の大尽力があります。

この創価教育学体系はあの千円札の人、新渡戸稲造さんも絶賛しています。

徐々に牧口先生は宗教こそが根本ということに気づかれていきます。 日蓮大聖人の仏法の根幹は弘教です。 弘教に走りまくられます。

第二次世界大戦に向かいつつ会った日本は 国家神道による思想統制を進めていました。 しかし、牧口先生は国家神道を受け入れることなく断じて神札を受けませんでした。 日蓮大聖人のお心に反するからです。

結果として治安維持法違反・不敬罪で逮捕されました。 それでも信念を曲げることなく徹底して獄中で闘争を続けられました。 そして殉教されます。

今年は牧口常三郎先生が殉教されてから70年にあたります。

以上、11.18は創価教育学会創立の日です。という話でした。 お読み頂きありがとうございました。