創価なう

仏教オタクが仏教を語ります

1600ページあるぶあつーい本の話

あなたは御書って知ってますか?

日蓮大聖人が書かれたものです。 「え、日蓮って誰やねん。」 名前くらいは歴史の教科書で聞いたことあるかもしれませんね。

「えーと、鎌倉新仏教の人でしょ?」 そうです。よく覚えてますね。優秀ですね。(褒めて伸ばします)

鎌倉時代の人です。 鎌倉時代ってどんな時代だったんでしょうか?

ざっくりと言ってしまえば 大変な時代でした。

「おいおい大野 ざっくりしすぎだろ」

そこで日蓮大聖人の時代描写を引用したいと思います。

「旅客来りて嘆いて曰く近年より近日に至るまで天変地夭・飢饉疫癘・遍く天下に満ち広く地上に迸る牛馬巷に斃れ骸骨路に充てり死を招くの輩既に大半に超え悲まざるの族敢て一人も無し」(立正安国論創価学会版御書17ページ)

やばい時代であることがお分かり頂けたでしょうか?

「おい、大野、古文出してきやがったな。 古文は苦手だって言っただろう。今は平成なんだから 現代語で説明しろ」

なので少し説明します。 まあ大変な時代だったということです。

天変地異が起きるわ、具体的に言えば地震とかですね。 飢饉や疫病はめっちゃ流行っているわ。 そんな感じです。

で、地上には牛や馬が死にまくっていて 人の死骸もめっちゃありますと。

悲しんでいない人は一人もいませんと。 みんな悲しんでいますと。

そんな感じです。 やばいですね。

そういう時代だったわけです。 大変なんです。 荒れまくった散々な時代でした。

そんな時代を救おうと 一人立たれたのが日蓮大聖人です。

その日蓮大聖人が書かれたものを まとめたものが御書です。

御書は1600ページ位ある分厚い本です。 前半が論文 後半がお手紙となっています。

歴史の授業で習ったことのあるかもしれない 立正安国論は前半にあります。 もっと言えば、前から2番目です。

日蓮大聖人の仏法は 立正安国論に始まり、立正安国論に終わる。 そう言われるくらい大事な御書です。

中身は客と主人の対話形式となっています。 詳しくはまた書きます。

御書の後半はお手紙です。 大聖人にはたくさんのお弟子さんがおられました。 そのお弟子さんに与えられた手紙が多いです。

個人的に好きなお弟子さんは四条金吾さんです。

この四条金吾さんなんですが 凄い人なんですね。

また、書きます。

てなわけで、御書の前半半分は論文。 後半半分はお手紙なわけです。

ご察しの通り お手紙の方が読みやすいです。

分かりやすいです。

「うわー論文とか勘弁してくれ」

そんな方にはお手紙がオススメです。 手紙ですからね、まあ割りと分かりやすいです。

あ、でもお気づきかもしれませんが 古文ですよ。 昔の言葉です。

「おい、こら古文は苦手だって言っただろ大野。 平成なんだから現代語にしろ」

まあそこは頑張ってください笑 私も分からないなりに頑張って読んでいます。

以上で御書ってなんなの? という説明を終わります。

お読み頂きありがとうございました。