創価なう

仏教オタクが仏教を語ります

人間一人じゃ弱い!御書にも書いてますが

音楽には人を結ぶ力があります。

音楽は目の前にいる人に聞いてもらうものだからです。 聞いてもらうということは自分に注目してもらうということです。 つまり結びつける力があります。

例えば、路上で歌っている人がいます。 良い歌を歌っているな〜と思います。 自然と近くに行ってみます。

立ち止まります。 聞き入ります。 とても励まされます。

いい声してるなーと思います。 歌詞も素晴らしい。

演奏が終わります。 拍手を送ります。 「いい歌でしたね」 褒めます。

そしたら歌手さんは 「ありがとうございます。 そう言って頂けて嬉しいです。」 と言います。

見ず知らずの二人が歌を通して 結びつきます。 音楽の力は凄いです。

人と人を結びつけていくことが音楽の力です。 今の時代に求められる力です。 何かと人と人の結びつきが薄くなっているからです。

隣近所に住んでいる人がどんな人なのか全く知らないということも多々あります。 確かに特段関わる必要性はないかもしれません。 差し迫って話すことも思い浮かばないからです。

ただ、人との関わりがあったほうが充実します。 人間って一人では生きていけません。 一人だとどんな人も弱いです。

日蓮大聖人は 「夫れ木をうえ候には大風吹き候へどもつよきすけをかひぬれば・たうれず、本より生いて候木なれども根の弱きは・たうれぬ、甲斐無き者なれども・たすくる者強ければたうれず、すこし健の者も独なれば悪しきみちには・たうれぬ」(三三蔵祈雨事1,468ページ)と仰せです。

強い助けがあれば、倒れないと。 弱い人であっても助けてくれる人が強ければ倒れないと。 逆にちょっと強い人でも一人になってしまえば、悪い道に入り倒れてしまうんだと。

まさしくその通りだと思います。 人間一人では弱いです。 ずーっと家に引きこもっているとなんだか気持ちが落ち込みますよね。

それが一歩外に出て人と会話するとなんだか元気になります。 特に学会の会合なんかに出て元気な人に会うとより力が出ます。 人との交流は大事です。

その意味で 人を結びつける音楽の力はすごいです。